長崎商工会議所(森拓二郎会頭・十八親和銀行)は8月1日、かつて長崎に暮らす外国人と日本の財界人の国際的な社交場としてにぎわいを見せていた「長崎内外倶楽部」を64年ぶりに復活させた。創設会員として61人が参画し、会長に同所の森拓二郎会頭、副会長に嶋崎真英副会頭が就任した。「ふたたび灯る、未来を拓く交流の場」をテーマに掲げ、次代へ価値を継承するべく、出島にある建物「旧長崎内外倶楽部」を活動拠点に新たな歩みを始める。
旧長崎内外倶楽部は1899年、当時の長崎政財界の有志によって設立された。最盛期には会員数は200人を超え、新たな知識や価値を生み出す国際的な社交場として長崎の発展に大きな役割を果たした。戦後1962年に解散したが、各界とのネットワークづくりにつなげるため復活させることとした。
再興した内外倶楽部では①会員交流・親睦②国際交流促進③人材育成④地域資源を活用した地域づくり⑤新たなビジネス創出⑥国内外への情報発信――の6項目に取り組む。活動拠点となる建物「旧長崎内外倶楽部」は築120年を超え、本格的な英国式明治洋風建築として出島に現存しており、当時の雰囲気を今に伝えている。
設立式で森会頭は「長崎はわが国で唯一、鎖国下においても出島を通じて世界との交流を続け、多様な文化や技術、価値観を受け入れながら発展してきたまち。その歴史は今日の国際都市・長崎の礎となっている」と長崎の歴史について説明。「人と人との交流から新たな価値を生み出し、それを人材育成、ビジネス創出、まちづくりへと結び付け、地域経済の持続的な発展に貢献することが長崎内外倶楽部を再興する理由であり、果たすべき使命。127年前にともされた交流の灯を再び未来へとつないでいきたい」と述べた。
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