二酸化炭素排出量を把握している企業は2割弱~環境に関するアンケート~(袋井商工会議所)

袋井商工会議所

 袋井商工会議所(静岡県、豊田浩子会頭・丸尾興商)はこのほど、本年6月に袋井市内の企業450社を対象に実施した「企業の環境意識と自社での環境活動に関する調査」の結果を公表した(回答数256社、回答率:56.9%)。

 同調査は、袋井市が目指す「ゼロカーボンシティ(2050年温室効果ガス排出実質ゼロ)」に向けて、市内企業の環境意識と取り組み状況を把握し、今後の施策検討に役立てることを目的としたもの。

 回答結果を見ると、「エネルギー使用料の整理」や「CO2排出量の把握」など数値化の段階で多くの中小企業が未着手となっている。また、手軽な取り組みは全体の7割以上が実施している一方、中期的・本格的対策は全体の2~4割程度にとどまっている。

 

【主な回答状況】

・脱炭素に関する情報を把握している(はい33%、いいえ67%)

・エネルギー使用料を整理している(はい:38%、いいえ:62%)

・CO2排出量を把握している(はい:18%、いいえ:82%)

・手軽な取り組み(クールビズなど)を実施している(はい:74%、いいえ:26%)

・EV導入など中期的取組みをしている(はい:40%、いいえ:60%) 

・高効率機器の設備投資を行っている(はい:23%、いいえ:77%)

・社会貢献活動を行っている(はい:44%、いいえ:56%)

・補助金について知っている(はい:42%、いいえ:58%)