井原市などとの「ウェルビーイング経営の推進に向けた協定」を締結(井原商工会議所)

 井原商工会議所(岡山県、上野和彦会頭・井原精機)は5月7日、井原市および備中西商工会と「ウェルビーイング経営の推進に向けた協定」を締結した。ウェルビーイングとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念。同協定は、3者の連携により、市内在勤者が健康で幸福を実感できる労働環境を整備し、それを通じて地域企業における生産性向上と雇用確保を促進することを目的とするもの。同所として具体的には、講演会・研修会の開催、ウェルビーイング経営を行っている企業を認定する制度の導入を通じて、事業者への支援を進める予定。

協定締結式において、上野会頭は、「企業の究極的な目的は社員を幸せにすること。連携を通じて、ウェルビーイング経営を推進していきたい。社員の幸福が会社の持続可能性を高め、事業拡大や安定した経営に直結する。働きやすい環境を整えることで離職率が低下し、人材が集まりやすくなる。各社でのウェルビーイング経営の取り組みが井原市全体の発展につながることを期待している」と述べた。

(左から)井原商工会議所の上野和彦会頭、井原市の大舌勲市長、備中西商工会の名合憲司会長