1~4月の農林水産物・食品の輸出額は4298億円(農水省)

 農林水産省は6月4日、1~4月の農林水産物・食品の輸出額は4298億円(前年比0.4%減)となったと公表した。国・地域別で見ると、米国が756億円(同20.4%増)で最多。次いで香港672億円(同5.9%減)、中国510億円(同40.5%減)、台湾494億円(同10.3増)、ベトナム267億円(同26.4%増)の順となっている。品目別では牛肉194億円(同8.7%増)、ソース混合調味料190億円(同24.6%増)、清涼飲料水181億円(同8.9%増)などが多い。

 1~4月累計で輸出額の増加が大きい主な品目は「ソース混合調味料」「緑茶」「丸太」など。輸出額の増加が大きい主な国・地域は米国・ベトナム・台湾だった。一方、輸出の減少が大きい主な品目は「ホタテ貝(生鮮など)」「ウイスキー」「なまこ(調整)」などで、輸出先は主に中国。輸出の減少が大きい主な国・地域は中国・香港・フィリピンだった。

 中国向けの輸出実績は、2023年夏のALPS処理水放出以降、前年同期比でマイナスが続いており、1~4月累計で510億円と前年比40.5%減。一方で中国以外の国を合計した場合、3787億円で同9.5%増とプラスになっている。

 詳細は、https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/zisseki.htmlを参照。