「車の祭典」大盛況 ラリーカー82台が参戦(茅野商工会議所)

茅野商工会議所

茅野商工会議所(長野県)、茅野市、ちの観光まちづくり推進機構などで構成する大会実行委員会は、4月21日、茅野市運動公園をメイン会場として「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジin八ヶ岳茅野」を開催した。同イベントは参加者の約半数が初心者というビギナー向けのラリーレーシングイベント。「見て、応援して、体験して、みんなが楽しめる車の祭典」というコンセプトで、2018年から茅野市内で開催しており、今回で5回目となる。今年は全国からチームがラリーに参加し、約2万人が来場した。

ラリーとは一般の公道に設けられた競技区間「スペシャルステージ(SS)」を1台ずつ走行し、その合計タイムで勝敗を競うモータースポーツ。SSでは一般の交通を制限しているが、SSとSSの間をつなぐ移動区間(リエゾン)は、一般道を使い、一般車同様、交通法規を守って移動するのが特徴。同イベントでは、蓼科(たてしな)エリアにある非公開コースと、公園内などにある公開コースでの合計タイムを競った。国内競技運転者許可証B(国内Bライセンス)を所得していれば、ハイブリッドカーや一般的なAT車でも参加できる。同イベントには同所青年部チームも参加した。

ラリー開始時にはイベント「セレモニアルスタート」を開催。参加車両は、公園近くの道路で1分に1台ずつスタートを切り、旗を振る来場客に応援されながら走り出していった。

同イベントでは、「働く車」のコーナーも設置。高所作業車やはしご車の昇降体験を実施したほか、パトカー、白バイ、レッカー車、コンビンサー、自衛隊の偵察用トラックと記念撮影できるスペースを設けた。大人だけでなく子どもも楽しめるイベントとなり、桜が舞い散る公園内は活気にあふれた。

「セレモニアルスタート」で旗を振る来場客
高所作業車の昇降体験