第二次高市改造内閣の発足に対する小林会頭コメント

第二次高市改造内閣の発足に対する小林会頭コメント

 

2026年9月17日

日本商工会議所

 

 第二次高市改造内閣の発足を歓迎する。新内閣は、専門性と政策遂行能力を兼ねた安定感のある布陣となった。高市政権が構想する「日本成長戦略」「地域未来戦略」はいよいよ実行フェーズに入る。高市首相の強力なリーダーシップのもと、供給制約の克服と持続的な賃上げ環境の整備に向け、中小企業の稼ぐ力の強化、地場産業やクラスターの支援など、戦略で示された施策の迅速・果断な実行を期待したい。

 中小企業の稼ぐ力の強化には、価格転嫁・取引適正化の更なる徹底や柔軟な労働時間制度の実現などが必要である。特に、価値ある事業を次世代へつなぐ「事業承継税制の拡充・恒久化」の実現を求める。更なる負担増を伴う「非上場株式の評価方法の見直し」は、事業成長意欲を減退させ、円滑な事業承継に甚大な影響を及ぼすため、全国の中小企業から大きな不安の声が多数寄せられている。高市政権の掲げる成長戦略との整合性を踏まえた政策判断が必要である。

 また、「責任ある積極財政」を裏付ける来年度予算編成が重要となる。安定財源の確保とワイズスペンディングの徹底、市場との丁寧なコミュニケーションを通じた為替と金利の安定化を図り、政策の予見可能性を高めていただきたい。飲食料品に係る消費税減税の代替財源の検討に際しては、深刻なコスト増に直面しながらも、賃上げや成長投資に取り組む中小企業・小規模事業者への支援を縮減すべきではない。

 全国516商工会議所は、成長型経済の実現に向け、自己変革に不断に挑戦する中小企業・小規模事業者を伴走支援するとともに、地域経済の好循環の実現に向け全力で取り組んでいく。

以上