衆議院議員選挙の結果に対する小林会頭コメント

衆議院議員選挙の結果に対する小林会頭コメント

2026年2月8日

日本商工会議所

 

このたびの衆議院議員選挙は、わが国経済を持続可能な成長軌道へと確実に移行させるうえで、極めて重要な選挙であった。

 選挙の結果、自由民主党が単独で過半数を大幅に上回る議席を獲得したことは、高市政権に対する有権者の評価であるとともに、強い経済の実現や政治の安定に向けた強い期待の表れであると受け止めている。

 国内外の経済情勢を踏まえれば、政治空白が許される状況ではない。

 成長型経済への転換に向けては、物価高騰への対応に加え、中小企業が持続的に賃上げを行える環境整備や、成長戦略に係る政策を切れ目なく実行していくことが不可欠である。このため、来年度予算案および税制改正法案等の早期成立を強く望む。

 消費税は、わが国の持続可能な社会保障制度を支える極めて重要な財源である。その税率引下げについては、企業の経理・税務、BtoCの現場における負担増や混乱を招くおそれがあることに加え、わが国経済に対する国内外の市場からの信認を維持する観点からも、慎重に検討されるべきである。

 また、政権与党におかれては、国会における建設的な議論を通じ、山積する諸課題に対し、不退転の決意をもって取り組まれることを期待する。生産性の向上や労働参加の拡大といった潜在成長率の底上げに資する政策、本格的な人口減少時代を見据えた経済・財政・社会保障制度のあり方、さらには混迷する国際情勢を踏まえ、エネルギー・食料を含む経済安全保障の確立やサプライチェーンの強靭化等に果断に取り組まれることを強く望む。

以 上