令和8年度政府予算案の閣議決定に対する小林会頭コメント
2025年12月26日
日本商工会議所
令和8年度政府予算案が閣議決定された。
政府には、「責任ある積極財政」の下、国内外の市場の信認を確保しつつ、政策の優先順位付けとワイズスペンディングの徹底を通じて、実効性の高い政策執行を目指すという、予算編成に係る基本的な考え方を明確に示すことを求めたい。その上で、国会における本予算の建設的な審議と早期成立を強く期待する。
本予算案には、戦略的な危機管理投資・成長投資の推進とともに、創業・スタートアップ、事業承継、研究開発やイノベーション、地域産業クラスターの形成、持続可能な観光の推進など、企業の価値創出や地域の稼ぐ力の向上を後押しする政策が盛り込まれたことを評価する。商工会議所としては、総力を挙げて、これら施策の活用を促し、経営者による新たな成長への挑戦を引き続き、伴走支援してまいりたい。
また、先に成立した、物価高への対応や中小企業の賃上げ環境整備など、緊急性の高い対策を含む大型の補正予算においては、複数年予算による安定的な政策推進の方針が打ち出された。補正予算の迅速かつ着実な執行とともに、本予算との一体的な運用を通じ、政策効果の最大化が図られることを求めたい。
以 上
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