メリット
輸出入の際にEPAを使うと、通常よりも低い関税率(EPA税率)を適用できます。
EPAのメリットについて-WTOとEPA
通常、輸出入を行う際、各国が定める関税を支払う必要があります。
関税率は、WTOで決められた原則に基づき、ほぼ全ての国に対して共通の税率が適用されます(一般にMFN(Most-Favored-Nation=最恵国)税率と呼ばれています)。しかし、EPAでは、2国間でMFNより低い税率を定められることから、EPAを結んだ国との間では、他国よりも低い税率で輸出入を行うことができます(一般的にEPA税率と呼ばれています)。
EPAによって関税が免除される例
例えば、以下の品目について、EPAを利用した場合、利用しない場合よりも低い税率を適用できます。
■ 輸出時
■ 輸入時
EPAを利用すると即時(あるいは10年以内)に無税となる品目例
エビ※、インスタントコーヒー※、金属製アクセサリー、スーツ、シャツ、リネンなど
※シンガポールからの輸入は除く