金融庁は10月４日に「主要行等及び地域銀行の『金融仲介の取組状況～金融仲介の取組状況を客観的に評価できる指標群（KPI）』一覧及び公表状況」を公表しました。

　本公表は、主要行（メガバンク）等及び地域銀行別の2021年度下半期分の「新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合」、「事業承継時における保証徴求割合（二重徴求等）」の一覧を公表するもので、金融機関別の取組状況を「見える化」を通して、金融機関による取組の促進が期待されます。

　また、６月７日に公表された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」においても「今後の中小企業金融の方向性について検討を行い、経営者保証に依存しない融資慣行の確立に向けた施策を本年度内に取りまとめる」（９月８日に公表された「中小企業活性化パッケージNEXT」にて時期が年内に変更）としており、今後も一層の取組の進展が見込まれます。

　なお、当所HPでは「経営者保証に関するガイドライン」をはじめとした各種情報を掲載しております。経営者保証は解除できる可能性があります。ぜひ「経営者保証に関するガイドライン」についてをご覧ください。

 

◆主要行等及び地域銀行の「経営者保証に依存しない融資に関する取組状況～金融仲介の取組状況を客観的に評価できる指標群（KPI）～」一覧及び公表状況（金融庁）

　 https://www.fsa.go.jp/news/r4/ginkou/20221004/20221004.html

 

◆主要行等、地域銀行別実績一覧　2021年度下期（2021年10月～2022年３月）

 

　https://www.fsa.go.jp/news/r4/ginkou/20221004/01.pdf