金融再生関連法や早期健全化法など一連の法律が本日施行され、金融機関 の破綻処理の円滑化、破綻の未然防止ための公的資金による資本注入システ ムが、ようやく動き出すことを歓迎する。
 法的条件が整ったことにより、日本長期信用銀行の特別公的管理申請は当 然の流れであり、破綻と認定された以上、国有銀行として、新しい経営陣の もとで、預金者や健全な融資先に混乱を生じさせることのないよう、資産の 健全化を粛々とすすめてもらいたい。
 一方、日本興業銀行が公的資金による資本注入に踏み切ることを表明され た。
 相当額が用意された以上、早急に活用していくことが重要だと思うが、大 きな財政支出が将来に活きてくるようにすることが不可欠である。また、各 金融機関においては、あわせて一層の合理化とさらなるディスクロージャー に取り組むのが責務ではないか。
 金融システムの安定化は、景気回復の前提となるものであり、国際的な観 点からもわが国の最大の課題である。貸し渋りや信用収縮を生じさせること なく、金融システムが再生・健全化に向かうことを望みたい。
  


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