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06.02.17 10−12月期GDP速報に対するコメント
 
 内需・外需とも成長率を押し上げ、10−12月のGDP成長率が実質で4四半期連続のプラス成長、名目でも2四半期ぶりのプラス成長となったのは、日本経済がしっかりした回復軌道に乗りつつあることを示すものとして歓迎する。ただ、大企業と中小企業、大都市と地方の間でまだ格差が見られるのも事実である。また、米中経済など海外経済環境もいつまで好調を持続するのか不安材料がないわけではない。引き続き注意深く見守っていきたい。
 今後は、デフレを脱却し内需中心の持続的成長軌道に乗せるために、たとえば増税等による財政再建を急ぎ過ぎることなどがないよう、歳出の徹底した削減はもとより、経済動向とバランスのとれた財政・金融政策が大事な時期に来たと認識している。
以 上
 
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