特許庁はこのほど、栃木県大田原市地域で生産された三鷹品種のとうがらしを使用したとうがらし粉「栃木三鷹（とちぎさんたか）」を地域団体商標（登録主体・大田原商工会議所）として登録した。唐辛子は、他品種との交配が容易で品種の特徴を維持することが難しい植物だが、開発以来、徹底した種子管理のもと、信頼できる栽培者と契約を結び長年にわたり品種を維持。深い真紅の色合いでキレのある鮮烈な辛味を持つ栃木三鷹の粉を鉄釜で焙煎することで、唐辛子が持つ芳醇な香りと旨味をより引き出し、辛味、香り、旨味のバランスの取れた商品となっている。

　全国で登録主体が商工会議所の地域団体商標は、駒ケ根ソースカツどん（駒ケ根商工会議所）、真岡木綿（真岡商工会議所）、足利銘仙（足利商工会議所など）、天明鋳物（佐野商工会議所）、行田足袋（行田商工会議所）、習志野ソーセージ（習志野商工会議所）、みしまコロッケ（三島商工会議所）、中津川くりきんとん（中津川商工会議所）、大垣の木枡・大垣の枡（大垣商工会議所など）、一宮モーニング（一宮商工会議所）、豊橋カレーうどん（豊橋商工会議所）、越前大野でっち羊かん（大野商工会議所）、尼崎あんかけチャンポン（尼崎商工会議所）、井原デニム（井原商工会議所）、笠岡ラーメン（笠岡商工会議所）、大川家具（大川商工会議所）、中津からあげ（中津商工会議所）など。大田原商工会議所は栃木県内の商工会議所としては4例目となる。

　詳細は、下記を参照。

https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/ichiran/6717888.html

 

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