日本販売士協会（日販協）と福岡販売士協会は４月12日、2023年度「日商キャリアアップ応援隊」事業の一環として、九州産業大学商学部の新１年生約520人を対象にリテールマーケティング（販売士）検定に関連する特別講義を行った。日商キャリアアップ応援隊は、日本商工会議所が各地商工会議所などの要請に基づき、高校・大学などの教育機関へ専門家を派遣して日商検定に関する出前授業を実施するもの。九産大商学部では2023年度、学部生全員のビジネス資格取得を目標に掲げてカリキュラムの改革に取り組んでおり、今回の特別講義は１年生の必修科目「マーケティング入門」第１回の講義内で実施した。登録講師の蒲池彰さんが、「価格戦略変更に伴う地方スーパーの変革」と題する講義を行い、事務局を務める日販協から販売士検定の概要や資格取得者の活動事例などを説明。講義後、学生の93％が資格取得への意欲が高まったと回答したほか、「就職のためだけでなく、就職後も役に立つ人材になれると思った」などの声が寄せられた。

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