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「スタートアップ支援に関する申し合わせ」の公表について(一般社団法人全国銀行協会)

 一般社団法人全国銀行協会では、本日、スタートアップの育成や支援を社会的使命と位置付け、スタートアップへの取組強化を共通認識とするための申し合わせを公表いたしました。

 2022年6月閣議決定の「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」においては、スタートアップへの投資を4つの重点投資の1つと位置付けており、また、スタートアップ育成5か年計画においても、スタートアップ育成のための取組方針が示されており、金融機関に対して、不動産担保や個人保証によらず、事業価値やその将来性といった事業そのものを評価して、成長資金を融資し、支援していくことが期待されています。

今回、一般社団法人全国銀行協会の会員銀行は、スタートアップの育成や支援を社会的使命と認識し、健全かつ急速なスタートアップ市場の形成を目的に、一定の要件を満たすスタートアップ等について

 

①融資判断に当たっては、物的担保や財務実績のみによらず、事業価値や将来性を踏まえて

 行う

②経営者保証についても、業歴が浅いことや赤字であること、経営者等から十分な物的担保

 の提供がないことのみをもって、求めることとせず、創業間もない企業は、早期に強固な

 財務基盤を確立した状態とすることが困難であることを勘案して、個人保証の要否を判断

 する

 

等の対応に取組むとする申し合わせを行ったものです。(対象事業者の要件など詳細は下記リンクよりご確認下さい)

 20231223日に公表された経営者保証改革プログラムにおいても、経営者保証を求めないスタートアップ向け信用保証制度の創設などの創業・スタートアップを促進する支援策を拡充するとしており、今後、金融機関による支援により、スタートアップの育成や、経営者保証に依存しない融資慣行の確立に向けた環境整備が一層進展することが期待されます。

 

◆スタートアップ支援に関する申し合わせ(一般社団法人全国銀行協会HP)

 

 https://www.zenginkyo.or.jp/news/2023/n011902/