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女性による新規開業の特徴を分析(日本公庫)

 株式会社日本政策金融公庫(日本公庫)総合研究所はこのほど、「2022年度新規開業実態調査(特別調査)」の結果から、女性による新規開業の特徴について分析したリポート「女性による新規開業の特徴」を公表した。調査は、1991年度から毎年実施しているもので、今回は9月に、日本公庫の融資企業(2021年4~9月)のうち融資時点で開業後4年以内の企業7915社(不動産賃貸業を除く)を対象に、郵送またはインターネットによるアンケートを実施した(回答数1684社)。

 分析の結果、女性起業家の 40.4%が「サービス業」で開業しており、平均月商は 166 万円と男性起業家(504万円)の3割程度。開業動機は、「自由に仕事がしたかった」(52.3%)が最も多く、男性起業家と比べると、「年齢や性別に関係なく仕事がしたかった」「趣味や特技を生かしたかった」との回答割合が高かった。また、従業者規模は、開業時(2.8人)、調査時点(3.5 人)ともに男性起業家(順に3.1 人、4.3人)に比べて小さく、女性従業員の割合が約3分の2と、男性起業家(半分程度)の場合を大きく上回ることが分かった。開業に対しては総合的に「かなり満足」(28.2%)、または「やや満足 」(41.4%)と回答しており、男性起業家の水準と大差ないが、項目別に見ると、仕事のやりがいに対する満足度が高い一方で、収入に対する満足度は低い。

 詳細は、https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_221214.pdfを参照。

 

   日本政策金融公庫https://www.jfc.go.jp/n/news/

   中小企業関連情報http://www.jcci.or.jp/sme/

   若者・女性の活躍推進http://www.jcci.or.jp/sme/labor/youthandwoman/

   日商AB(日本公庫)https://ab.jcci.or.jp/tag/202/