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「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を公開(デジタル庁)

 デジタル庁はこのほど、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を実現するため、ウェブアクセシビリティに初めて取り組む事業者や行政官などに向けた「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を作成、公開した。ガイドブックでは、IT技術者ではない一般のゼロから学ぶ初心者向けにウェブアクセシビリティの考え方、取り組み方のポイントを分かりやすく解説。ウェブサイトだけではなく、申請・手続きなどのデジタルサービスの重要性が増す中で、最新の技術動向を踏まえた、初心者が学習できる資料を提供する。

 デジタル庁では、現在、ウェブアクセシビリティの向上に取り組む際には、「非常に専門的な複数の規格とガイドラインをそれぞれ確認する必要がある。そのため、適切なやり方が分からないままに、現在は間違っている対応の踏襲、不要・過剰な対応、不適切な対応をしてしまうことがある」と指摘。そのため、広報・サービス開発などを担当することとなった社員や職員が、何も知識がないところからでも、ウェブアクセシビリティに取り組み、調達・受託事業者との適切なコミュニケーションができるようになることを目標に据えた。

 新たに出てきた課題(スマートフォン対応など)への取り組みについても、デジタル庁内の業務で蓄積された実際の事例に基づいて、最新の考え方を学ぶことができるように配慮。技術者ではないデザイナーや行政人材でも、何に具体的に対応すべきかを理解できるよう、専門用語を極力排して、豊富な図解を盛り込んでいる。ガイドブックは、本文と付録で構成。後日、HTML版や解説動画も公開するほか、調達仕様書のひな形集や早見表なども順次掲載していく。

 詳細は、https://www.digital.go.jp/resources/introduction-to-web-accessibility-guidebook/を参照。

 

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