日本商工会議所はクラウドを活用して先進的な取り組みを実践している中小企業を表彰し、その事例を広めていくことを目的とする「全国中小企業クラウド実践大賞」の運営に参画している。これまで、同賞のコンテストに参加した受賞企業のうち、月刊『石垣』の「わが社もできるＩＴ化」コーナーに掲載された企業の取り組み事例の概要を紹介する。

　事例の詳細は、https://ab.jcci.or.jp/article/32560/を参照。今年度の全国中小企業クラウド実践大賞には８月13日まで、https://cloudinitiative.jp/から応募できる。

  

１．会社情報

・社名：日美装建株式会社（にちびそうけん）

・所在地：北海道札幌市西区八軒5条東5丁目2番15号

・電話：011-700-0132

・HP：http://nichibi-s.com/

・代表者：大澤寛晃　代表取締役

・従業員：30人（パート約300人）

（※）月刊石垣2020年7月号時点のもの

 

２．経営課題

・作業現場の数が多いにもかかわらず、伝達方法が口頭ないし紙の指示書。そのため、伝達が不正確。

・取引先などのさまざまな情報を個人が所有。全体像が見えない。

・作業日報を月次で締めて回覧。赤字の現場や問題のあった現場からの報告にタイムラグが発生

 

３．採用した手段

・Salesforce導入による業務のクラウド化　等

 

４．効果

・社内のさまざまな情報（作業報告書(日報）・取引先情報、担当者の労働時間・現場ごとの利益率など）の「見える化」が実現

・その場で案件の採算が見えるようになり、コスト意識が向上。大幅に利益が向上した

 

 

〇全国中小企業クラウド実践大賞　https://cloudinitiative.jp/　

〇ＩＴ関連情報　https://www.jcci.or.jp/it/