業況DIは、夏休み需要が追い風となり、改善。先行きは、不透明感が拭えず、慎重な見通し(LOBO調査2026年8月結果)

日本商工会議所が31日に発表した8月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは、▲20.2(前月比+1.0ポイント)。小売・サービス業では、夏休み需要に伴う観光・帰省客の増加により客足が伸び、改善した。建設業では、中東情勢の緊迫化に伴う調達困難化や資材価格の上昇が落ち着きを見せる中、価格転嫁に進展がみられ、改善した。一方で、製造業ではエネルギーや原材料価格の上昇に加え、猛暑による生産性の低下が重なり、悪化した。卸売業でも仕入価格の高騰に対する販売価格への転嫁が十分に進まず、悪化した。なお、熊本地震や千葉豪雨などの自然災害の発生に伴い、供給網の滞りや生産遅延、旅館や飲食店の予約キャンセルなどの影響が聞かれている。

先行き見通しDIは、▲20.1(今月比+0.1ポイント)。先行きは、高水準での賃上げに伴う実質賃金の増加や、気温の低下に伴う行楽シーズンの到来などが、消費マインドの回復を後押しすることが期待される。一方で、国際情勢の不安定化をはじめ、金利上昇や長期化する円安・物価高に伴うコスト増加が重荷となっている。先行き不透明感が拭えない中、十分な価格転嫁が進まないことも懸念材料となっており、今後の見通しに対しては慎重な見方が強まっている。

なお、今月の付帯調査は、「生成AIの活用状況」について実施。

詳細は、LOBO調査ホームページ(https://cci-lobo.jcci.or.jp/)を参照。調査結果をまとめた動画(https://youtu.be/-HyCE3-lyz8)も参照のこと。