北九州商工会議所（福岡県、津田純嗣会頭・安川電機）は９月27～29日の３日間、北九州市立大学国際環境工学部機械システム工学科３年生約50人を対象にした工場見学のイベント「もっと知りたい『地元の優れたものづくり企業』見学会」を初めて実施した。北九州にある数多くの優れたものづくり企業の魅力を知ってもらい、ものづくりや環境、エネルギー問題への理解を深めるとともに、地元での雇用創出につなげることがねらい。見学先として、オンリーワンやナンバーワンの技術を持つ製造業14社の中から興味のある企業６社を訪問し、非破壊検査の見学や、製鉄所で使用する大型加工機のVR現場体験などを行った。

　参加した学生からは、「就職先としてさまざまな企業に興味を持った」「学んでいる力学について設計への生かし方が勉強になった」などの声が寄せられ、参加企業は、「ものづくりの楽しさに触れてもらう貴重な交流の機会となった」「今後も学生の皆さんとの交流の輪を広げ、キャリア形成の一助に取り組みたい」などと話した。

　10月28日には第２弾として、同大学、北九州市と連携し、地元のものづくりトップ企業の社長や幹部らが大学に出向く「出前授業」を開催。学生は講義終了後、社長らにインタビューして地元企業を深く知り、その内容を冊子「北九州地域業界MAP」にまとめて広く情報発信する。

 

（画像：非破壊検査を見学(左)、VR現場体験(右)）

　　　　 　　　　　　　　　　

 

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