島田商工会議所（静岡県、大久保節夫会頭・テクノサイト）は８月20日、島田市内在住の小学生以上を対象に、現在建設中の島田市新庁舎の工事現場の見学会を実施した。建設業界の将来の担い手不足が顕著になっている中、建設業界の魅力を伝え、将来の担い手になってもらうことを目的としたもの。見学会は各回20人で２回開催の予定だったが、300人近くの応募があり、４回に増やして抽選により約80人が参加した。参加者らは、まず新庁舎建設事業の概要について説明を受け、普段見ることができない工事現場を見学。施工者との質疑応答や、大型クローラークレーンへの体験乗車などが行われた。参加した子どもたちからは、「地震に備えたつくりの建物で安心」「クレーン車の中が見られ興味深かった」などの声が、保護者からは「建築現場が働きやすい環境になっている様子が分かり、子どもの職業選択の幅が広がると思う」などの声が上がった。同所は「事前に小中学校へチラシを配布したことで大きな反響を得た。建設業界へ興味を持つきっかけになれば」と話している。

（写真：市役所の建設現場を見学する参加者）

 

 

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