全国商工会議所女性会連合会（全商女性連）などは10月5、6の両日、「第55回全国商工会議所女性会連合会新潟全国大会」を新潟県新潟市で開催した。大会には、全国３０９女性会から約２３００人が出席（オンライン除く）。全商女性連の畠山笑美子会長は、「日本最大級の女性経営者団体として、着実にその存在意義を高めていけるよう、共に活動していこう」と呼び掛けた。

　大会の冒頭、あいさつした全商女性連の畠山会長は、今期のスローガン「新時代の未来を共に築く、より早く、より強くチェンジ」に触れ、「これから変化の激しい時代に、未来を共に築くには、変化を恐れずに素早く対応する『チャレンジ力』と、強い意志で勇気をもって変化に挑む『チェンジ力』が必要。地域経済の活性化、日本のさらなる成長に向け、日本最大級の女性経営者団体として、一歩一歩着実にその存在意義を高めていけるよう、共に活動していこう」とさらなる女性会活動の推進を呼び掛けた。

　続いてあいさつした日商の小林会頭は、「われわれ経営者に今求められることは、『安定』から『成長』へとマインドを切り替え、行動に移していくこと」と指摘。「そのためにも、大きな環境変化を的確にとらえ、覚悟をもって自己変革に挑戦していこう」と呼び掛けた。

　大会では、「第22回女性起業家大賞」の表彰式と全商女性連表彰授賞式も開催。女性起業家大賞表彰式では、今年度の最優秀賞（日商会頭賞）に輝いた株式会社シーダ（大阪府大阪市）代表取締役社長の矢野ひとみさん、「スタートアップ部門」（創業5年未満）優秀賞のさくら助産院（兵庫県淡路市）代表の藤岡勢子さん、「グロース部門」（創業5年以上10年未満）優秀賞の魔法のタイツ株式会社（埼玉県さいたま市）代表取締役の増田美佳さんの3人が表彰された。

　全商女性連表彰では、特別功労者39人、組織強化（会員増強）に実績があった13女性会を表彰。「個として光る」女性会事業表彰では、最優秀賞（日商会頭賞）のさいたま商工会議所女性会など３女性会の活動が選ばれた。

　会合の最後には、次回大会の開催地となる滋賀県内の女性会のメンバーが登壇。2024年の11月７～８日に大津市で開催する滋賀全国大会への参加を呼び掛けた。また、大阪商工会議所女性会から、2025年に開催される大阪・関西万博のPRが行われた。

　詳細は、https://zenjoren55-niigata.com/を参照。

 

 

　

　

 

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