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G7広島サミットに対する小林会頭コメント

G7広島サミットに対する小林会頭コメント

2023年5月21日

日本商工会議所

 

7年ぶりの日本開催となったG7広島サミットは、国際社会が歴史的分岐点にある中で、ウクライナのゼレンスキー大統領も迎え、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持するG7の強い結束が示された。また、広島において、核軍縮・不拡散の方向性が確認され、地球規模の課題解決に向けて新興国・途上国などのパートナー国をはじめとする各国首脳・国際機関長を含めた拡大会合が開催されるなど歴史的なサミットになったと評価する。

アジア唯一のメンバー国である日本の岸田首相のリーダーシップのもと、世界経済の成長をけん引するインド太平洋地域における安全保障や経済面での諸問題に焦点を当て、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けてG7の連携が確認されたことは意義深い。また、経済的強靭性・経済安全保障の重要性が一段と鮮明になっている中、G7でははじめてとなる供給網など経済安全保障に特化した討議がなされたことを歓迎する。

気候変動、地政学的危機、パンデミックなど国際社会が複合的な危機に直面する中、日本政府におかれては、引き続き、世界情勢の安定化と持続可能で強靭な世界経済の実現に向けて、強いリーダーシップを発揮していただきたい。

以 上