(日本商工会議所月刊誌「石垣」99年9月号より)
加賀商工会議所
加賀ブランド創出へ
ユニホームを作成
加賀商工会議所(石川県)が、「加賀ブランド」のユニホームを製品化する。各企業が連携をはかり、景気低迷で出荷高が減る繊維工業界の起爆剤として、ユニホーム1作目を「花の大使・ミス・アイリス」に着用してもらい、加賀ブランドのPRをはかる。
加賀市内の繊維工業の年間出荷額は、平成3年の187億円をピークに減少傾向にあり、同所では本年3月、21世紀に向けた活動方針として産業活性化行動計画を策定、同計画中に「加賀ブランド」の創出を掲げており、ユニホーム開発はその具体化の第一弾となる。
ユニホーム開発には、加賀市内の8企業が参画、織物、ねん糸、染色、縫製などの企業が、互いの得意分野を駆使しながら新商品を開発していく。ユニホームは実用性のあるものにし、市内の企業などにも売り込むことができる製品にする。
ユニホームのスーツ、ブラウスのデザイン、色合いも、生地も決まり、現在、製作段階に入っている。
同所では、「産地でありながら、これまで横のつながりがなかった。ユニホームをつくり、加賀らしいスタイルをどんどん提案できるようにしたい」としている。