いたみTMO(伊丹商工会議所、兵庫県)は、大学生・大学院生らと共同で、伊丹市中心市街地における商店街の現状調査を開始した。昨年10月に中心地に大型ショッピングセンターが進出したことによる影響や、後継者不足などの問題を抱えている7つの商店街が対象。空き店舗の有効活用、中心市街地の集客力アップに向けた対策の検討に活かす。
同調査は夏休み期間を利用し、関西大学商学部3回生(三谷ゼミ15人)が7商店街においてタウンウォッチング。個店評価、20項目に渡るチェックを経て、商店街全体の総合評価を行う。また、並行して飲食店舗の診断を実施し、グルメマップの作成も行う。さらに、大阪市立大学院生(5名)が、現在の街並みの中でどのような建物がふさわしいか、景観診断も行う。
いたみTMOでは、調査結果に基づき、今秋には活用対策検討会を開催し、空き店舗でのチャレンジショップなどの実験事業を始める。また、来年2月には実験事業における経営実態・来街者調査などを踏まえて、フォーラムやパネルディスカッションを行う予定。
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