１０月１７〜１９日、ものづくり振興を目指す「諏訪圏工業メッセ２００２」が諏訪市で開催され、会場には会期中、圏内外から１万２千人が訪れ、熱気に溢れた。このメッセは製造業の集積地である諏訪地域の再活性化を狙いとして、岡谷、諏訪、茅野、下諏訪、富士見、原の６市町村の行政と商工団体等が連携して企画・開催されたもの。メッセ実行委員長を努めた諏訪商工会議所の山崎壮一会頭は開会式の挨拶で「このイベントを通じて、受注拡大と技術の深耕や産学官の連携を目指し、地域・企業のポテンシャルを世界に発信したい」点を強調した。
　展示ゾーンにはキーテクノロジーを明確にした１４０を超える企業が出展したほか、産学官連携ゾーンでは信州大学など５大学のほか地元の長野高専、岡谷工業高校も参加した。さらに、中国の大連・杭州の経済技術開発区のプレゼンテーションも行なわれた。また、会期中には講演会や交流セッションのほか、「諏訪の技術が世界を変える」と題したパネルデｲスカッション等が開かれ、個別の商談も盛んに行なわれた。