大阪商工会議所は、商店街を取り巻く環境が厳しさを増す中、地元住民と一緒になったまちづくり活動や、ＩＴを活用した地域情報の発信を通じて、まちに賑わいを取り戻そうと、商店街と高校生の交流を支援し、高校生が授業の一環として商店街や商店のホームページを制作する事業を実施した(詳細は大阪商工会議所ＨＰを参照)。
　6月から、大阪市立扇町総合高等学校の3年生38名が、大阪市北区・天神橋筋商店街連合会と5つの商店のホームページ制作に取り組んできた。高校生は、商店街役員から商店街の歴史や現状について講義を受けた後、何度も商店街を訪れ、商店主から取扱い商品などホームページ掲載内容についてヒアリングしながら、制作作業を進めた。また、高校主催で開催した商店街関係者対象のインターネット講習会では、高校生が講師役を務めるなど、本事業を通じて、商店街と高校生の交流が深まった。
　大阪商工会議所では、今後とも学校との交流などを通じて、地域ぐるみで商業活性化に取り組む事業を実施していく予定。高校生が制作したホームページはhttp://www.osaka.cci.or.jp/Jigyou/Syogyo/tenjin/。