(日本商工会議所発行の旬刊紙「会議所ニュース」2001年4月21日号より)
山口商工会議所
地域ぐるみの誘致実り大型店跡地に新規出店
平成10年に山口市の中心市街地から撤退した大型店の1、2階部分に、コープやまぐちがテナントとして入り、13年3月「コープどうもん店」がオープンした。
山口商工会議所をはじめ、周辺住民、市、(株)まちづくり山口(TMO)は、同店跡地の利用について検討を進めてきたが、市が「第五次山口市総合計画」や「山口市中心市街地活性化基本計画」の中で同地を西の商業核として再生することを定め、12年10月に跡地を取得、その後、有効利用の取り組みが急ピッチで進んでいた。
(株)まちづくり山口の飯田本部長は、「山口の産業は、商業と観光業が中心であり、中心商業地域活性化への意識は以前から高かった。そのため、対応も比較的早かったのではないか。また、商業者だけでなく、地元の住民を巻き込んだ地域ぐるみの運動も後押しとなった。これからが正念場であり、街の中心部がかつての賑わいを取り戻せるよう全力を尽くしたい」と抱負を語る。
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