(日本商工会議所月刊誌「石垣」2000年6月号より)
天童商工会議所
スケルトンの将棋駒など 特産品41種を試作
天童商工会議所青年部はさきごろ、天童ならではの特徴を生かした商品41種を完成し、試作品として同所会員らに展示公開している。
試作品の中でもユニークなのは、市内にある広重美術館にちなんで作られた高さ1.2m、幅1.8m、奥行き45cmのジャンボ幻燈。片側に東海道五十三次の名場面をプリントし、中から複数のロウソクの火で照らし出す仕組みとなっている。
イベントの際に各所に設置して、祭りの雰囲気を盛り上げる目的。
また、特産品である将棋駒関連では、透明な駒を、半透明の将棋盤に内蔵された蛍光灯で照らす「スケルトン将棋」が話題を呼んでいる。「王将」、「飛車」などの文字が明るく照らされ、インテリア商品としても楽しめそうな一品。
そのほか、駒を埋め込んだ「将棋せっけん」や、造形を楽しむ「将棋マグネット」など、工夫をこらした商品の数々が制作されている。
同青年部では、これらの商品を市場に送り出すため、今後、調査・PR活動を行なっていくことにしており、観光資源の一つになってくれればと期待している。
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