(日本商工会議所月刊誌「石垣」2000年1月号より)

 

高梁市

観光拠点「ふるさと物産館」がオープン

 


 城下町特有の町並み整備を目的に、高梁商工会議所(岡山県)が市に保存活用を要望していた建物が、このほど高梁市の新しい観光拠点「備中高梁ふるさと物産館」としてオープンした。備中松山城ふもとの城下町の面影を残す紺屋川筋にふさわしい白壁の蔵を改装した建物で、年間4万人の入場を目指している。

 物産館は、建設省の「日本の道100選」に選ばれた紺屋川筋の右岸、高梁の美観地区の中央にある。建物は、大正末期建築の木造2階建ての元農機具会社倉庫で、老朽化のため取り壊しが予定されていた。市が土地、建物を買い取り、保存修理と改装を行った。外観は白壁の蔵屋敷風で、内部は2階の床板をはずして吹き抜けにし、広々とした空間(170u)を作った。館内は、岡山道開通で交流が活発になっている南北軸(高知〜鳥取)や国道313号沿線各地の特産品を展示・即売するコーナーを中心に、高梁圏域の観光・芸能ビデオを上映する大型スクリーンや喫茶・休憩スペースを設けている。

 運営は、高梁商工会議所青年部が中心となって設立した牛ョ屋川が管理運営する。記念式典では、立木大夫市長が「“公設民営”による生きた活用を目指し、外観はそのままに内部を改装した。町並み保存と広域交流の活発化を期待している」とあいさつした。オープンと同時に市民や観光客が詰めかけ、地元や南北軸各地から集められた物産品を買い求め、大にぎわいを見せた。



 
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