松江天神町商店街(島根県松江市)

お年寄りをターゲットにした天神市


 島根県松江市の中心市街地に位置する松江天神町商店街では、平成11年7月から毎月25日に通りを歩行者天国にして「天神市」を開催、高齢者が集う街づくりを目指している。

 同商店街は、松江市の観光の目玉となっている白潟天満宮の入口に位置しており、これまでも参拝客を中心ににぎわいをみせていた。今回の「天神市」の開催は、天満宮の境内にまつられている「おかげ天神」(幼少の菅原道真公の姿を復元したご神像)が、高齢者の「ぼけ封じ」、受験生の「合格祈願」に御利益があるということに着目したもの。

 天神市では、通りを歩行者天国にして「フリーマーケット」「店頭ワゴンセール」、また、広場を利用して植木・盆栽・園芸道具などの「特価市」、同商店街の交流館を利用して展示会等を行う「ふれあい交流プラザ」などが行われる。参拝客のみならず、「大型店にはない、昔ながらの趣があるにぎわい」を求めて市内各所からの買い物客も多い。また、同商店街では、より多くの高齢者にも買い物を楽しんでもらおうと、老人福祉施設に送迎バスを出して天神市への参加を呼びかけている。

 松江商工会議所が11年10月に行ったアンケートでは、「次回もぜひ足を運びたい」と答えた人が全体の8割を占めるなど市民の反響は大きく、昔ながらの「商店街らしさ」を活かした取り組みが、中心部商店街の活力につながっている。同所担当者は「昔ながらの趣とにぎわいが高齢者に好評。商店街のやる気にもつながっており、今後はテナントミックスや販売促進に工夫を凝らすよう検討を進めている」と話す。



一覧へ戻る一覧へ戻る