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【最新海外事情レポート】シンガポール日本商工会議所創立50周年記念事業の開催(シンガポール)

   シンガポール日本商工会議所は、2019年に設立50周年を迎えた。弊所は、シンガポールが独立した4年後の1969年に進出企業56社で設立され、シンガポールの順調な発展と共に拡大を続けてきた。1990年代後半から2000年代前半には、アジア通貨危機やITバブルの崩壊、中国の台頭などもあり、電機・電子分野のメーカーを中心とした事業整理に伴って、会員数が減少した時期もあったが、2010年頃からASEAN地域の重要性も再認識される中で、会員数は増加に転じ、現在では約820会員を擁している。

 

本年1010日、弊所の設立50周年を記念し、シンガポール共和国のリー・シェンロン首相をお招きした「シンガポール日本商工会議所創立50周年記念講演会」を開催した。日本経済新聞の小柳建彦編集委員をモデレータに迎え、ダイアログ形式で実施された本講演会には、会員企業を始め、在シンガポールの各国商工会議所関係者等、約1,000名の方々にご参加をいただいた。リー首相は、当地で日本企業が果たしてきた役割を評価したうえで、さらなる投資や進出に対して期待していることや、自由貿易に反対する風潮が世界的に強まっていることに懸念を持つ中で、RCEP交渉などで日本が重要な役割を果たすことができると訴えた。また、日本と同様にシンガポールでも少子高齢化が社会課題となっており、日本の各種取り組みから大いに学びたいと語った。

 

本講演会の内容は、Channel News AsiaChannel 8などの当地のTV番組で取り上げられた他、シンガポール最大の新聞The Straits TimesNikkei Asian Review、また日本語の情報誌、さらにはリー首相のフェイスブックにも記事が投稿されるなど、各所で幅広く取り上げられている。

 


 

                       シンガポール日本商工会議所創立50周年記念講演会

 

 

弊所では、本講演会の他にも、50周年を機に様々な事業に取り組んでいるが、その一環として、本年10に『企業名鑑2019』を発刊した。本冊子は、シンガポールでの事業展開を検討する企業や、当地で日本語のサービスを希望する企業の方々を対象としたもので、マーケティングリサーチやオフィス設置、人材採用、また生活サポート等のカテゴリ毎にどういった日系企業がいるのか、閲覧することができる。尚、ウェブ版は下記URLより確認頂くことが可能なので、ぜひご参照いただきたい。

 

https://www.jcci.org.sg/シンガポール日本商工会議所企業名鑑-2019/

 


 

シンガポール日本商工会議所企業名鑑の表紙

 

 

 

シンガポールは人口564万人、面積は約720㎢と非常に小さな国であるが、ASEANの中心に位置する立地や整ったビジネス環境、また日本を上回る一人当たりGDPなど、魅力の多い国でもある。進出する企業をサポートするサービス分野の日系企業も、引き続き進出を続けており、日本企業としては、非常に活動しやすいビジネス環境が、より整いつつある。当地でのビジネスはもとより、ASEAN地域の統括拠点として、ぜひシンガポールをご活用いただきたい。

 

 

                          (シンガポール日本商工会議所 事務局長 清水僚介)