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LOBO調査

業況DIは停滞。上向く気配はみられず(LOBO調査11月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した11月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは▲40.6(前月比▲0.1ポイント)と、前月からほぼ横ばい。業況は、6月以降停滞しており、一向に上向く気配がみられない。特に、円高の長期化による輸出・生産の減少に加え、取引先からのコストダウン要請や海外移転の加速による受注の減少など、企業経営をとりまく環境はさらに悪化している。また、少ない受注をめぐる価格競争の激化や消費者の節約志向などにより、収益確保の難しさが一段と増している。
 先行きについては、▲40.2(前月比+0.4ポイント)と、前月からほぼ横ばいで推移した。しかし、エコポイントの半減により、12月以降、家電製品の売上が落ち込む見通しであることに加え、円高の長期化など景気の先行きが不透明な中、今後一段の企業収益悪化への懸念が強まっている。年末にかけて経営体力が限界に達し、倒産の増加を憂慮する声も多い。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは▲31.0(前月比+1.9ポイント)と、2カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、卸売業はマイナス幅が拡大、製造業は横ばいとなったものの、他の3業種は縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは▲36.3(前月比+1.2ポイント)と、3カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。産業別にみると、建設業、製造業、卸売業はマイナス幅が拡大したものの、他の2業種は縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲25.5となり、マイナス幅は3カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、卸売業はマイナス幅が拡大、サービス業はほぼ横ばいとなったものの、他の3業種は縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲14.5となり、マイナス幅は2カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、製造業はほぼ横ばいとなったものの、他の4業種は縮小した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは▲10.6となり、マイナス幅は3カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、建設業、卸売業は過剰感が強まったものの、製造業、小売業はほぼ横ばい、サービス業は過剰感が弱まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。