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調査・研究

業況DIは、回復基調続くも、足元では収益改善の遅れから足踏み状態(LOBO調査2013年9月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した9月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、9月の全産業合計の業況DIは、▲15.1と、前月から+0.6ポイントのほぼ横ばいで推移。活況が続く建設業などで売上が好調なほか、都市部を中心とする個人消費の底堅い推移を背景に、中小企業にも徐々に景気回復の実感が及び始めており、総じて回復基調にある。他方で、燃料・原材料の価格上昇や高止まり、電力料金の引き上げに伴うコスト負担増による収益改善の遅れを懸念する声も多く、足元の景況感は足踏み状態が続いている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲11.6(今月比+3.5ポイント)と、改善する見込み。燃料・原材料の価格上昇や高止まり、電力料金などの負担増が続く中、一部では先行きに慎重な声が聞かれる。他方で、建設業や自動車関連をはじめ、徐々に景気回復の実感が及びつつあるほか、2020年オリンピック・パラリンピックの東京招致決定を契機に、消費者マインドの一段の改善や観光・インフラなどでの経済効果が見込まれることから、さらなる景気浮揚への期待感が高まっている。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲6.7と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、サービス業で悪化、その他の4業種で改善している。

 全産業合計の採算DIは▲19.2と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、製造業、卸売業でマイナス幅が縮小、その他の3業種でマイナス幅が拡大している。

 全産業合計の資金繰りDIは▲11.6と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業でマイナス幅が縮小、その他の3業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の仕入単価DIは▲45.1と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、製造業、サービス業でマイナス幅が縮小、建設業でほぼ横ばい、その他の2業種でマイナス幅が拡大した。

 全産業合計の従業員DIは7.7と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業は人手不足感が強まり、小売業、サービス業は人手不足感が弱まった。卸売業は人手過剰感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「今年度の賃金の動向」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。