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業況DIは、悪化。先行きは好材料に乏しく、慎重な判断(LOBO調査2012年7月結果)

日本商工会議所が31日に発表した7月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、7月の全産業合計の業況DIは、▲25.2と、前月から▲3.9ポイントの悪化。エコカー補助金等の経済対策による下支え効果が弱まっているうえ、超円高や電力不足等を背景に取引先の海外移転・調達が加速していることや、海外経済の減速に伴う輸出減から受注低迷が続く。また、天候不順等により夏物商品が不調だったことに加え、大手専門店(ドラッグストア・ホームセンター等)やコンビニ等が客層を多様化していることなどから競争が激化し、地域流通業の業況は一段と厳しさを増している。

先行き見通しDIが▲24.8(今月比+0.4ポイント)と、ほぼ横ばいとなる見通し。欧州の財政金融不安を背景に再び円高が進んでいることに加え、電力料金の値上げによるコスト増や、エコカー補助金終了による内需の反動減等、先行きへの不安は払しょくできず、好材料に乏しいことから、依然として慎重な見方が続いている。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲19.8と、前月からマイナス幅は拡大。産業別にみると、サービス業ではマイナス幅が縮小、その他の4業種ではマイナス幅は拡大している。

 全産業合計の採算DIは▲22.1と、前月からマイナス幅は拡大。産業別にみると、サービス業ではマイナス幅は縮小、建設業はほぼ横ばい、その他の3業種ではマイナス幅が拡大している。

 全産業合計の資金繰りDIは▲13.0と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、サービス業ではマイナス幅が縮小、卸売業ではほぼ横ばい、その他の3業種ではマイナス幅が拡大している。

 全産業合計の仕入単価DIは▲15.2と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、建設業ではほぼ横ばい、その他の4業種ではマイナス幅が縮小した。

 全産業合計の従業員DIは▲0.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業では人手過剰感が改善、サービス業ではほぼ横ばい、製造業では人手過剰感が強まり、小売業では人手不足感が改善。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。