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全国商工会議所会頭アンケート調査結果概要

発表日 2003年7月31日
調査期間 2003年7月16日〜30日 
調査対象 全国527商工会議所会頭
回答数(回答率) 332人(63.0%) 
調査方法 商工会議所イントラネットを通じた調査票の送付、回収 
調査項目 わが国の景気が民需主導の本格的な回復に向かう時期
デフレ克服、景気回復に向け、優先すべきわが国の政策
政府の経済運営について感じること(自由回答・記述式)
小泉内閣の構造改革の進捗度合いについての評価
睡眠時間、安眠法など


●Q1 わが国の景気が民需主導の本格的な回復に向かう時期 

 わが国の景気の本格回復の時期について「しばらく回復に見込みはない」との回答が53.9%と過半数を超え、厳しい見方が非常に多い結果となっている。 「年明け以降」(33.1%)と合わせると全体の87.0%を占め、早期回復には否定的な見方が広がっている。

 一方、昨年12月の調査結果では、「しばらく回復の見込みはない」が69.4%、「2003年後半以降」は29.1%という結果となっており、 イラク戦争の終結や株安が一段落していることなどを受け、厳しい見通しを示す回答は若干減少している。

●Q2 デフレ克服、景気回復に向け、優先すべきわが国の政策 

 デフレ克服、景気回復に向け、優先すべきわが国の政策については、わが国企業の99%以上を占める「中小企業関連施策の拡充」(63.6%)を望む回答が約3分の2を占めた。また、公共事業の削減による景気への悪影響を反映して、「真に必要な公共投資の促進」(62.1%)が次いで多くなっている。

 減税については、個人消費や企業の投資意欲を引き出し、民需に火をつける「土地・住宅、証券、設備投資など政策減税」(56.7%)が「法人税・所得税などの減税」(54.2%)を若干上回った。そのほかでは、「社会保障制度改革による将来不安の払拭」(51.8%)、「国・地方を通じた徹底的な歳出の見直し」(51.5%)が過半数を超えている。

 「不良債権処理」「財政再建」など「構造改革なくして景気回復なし」とする小泉内閣の重要政策は優先順位が低く、政府が力点を置いている政策と地域経済のトップが必要と考える政策には、大きなズレがある結果となった。

●Q3 小泉内閣の構造改革の進捗度合いについての評価 

 小泉内閣の進める構造改革の進捗度合いについての評価を聞いたところ、「やや遅れている」が53.3%と過半数を超え、「非常に遅れている」(23.9%)と合わせると77.2%を占めた。「非常に進んでいる」(0.9%)とする高い評価はごくわずかで、地域経済と中小企業の声を代弁する各地会頭の4分の3以上が小泉改革が進んでおらず、成果が上がっていないとの厳しい見方をしている。

●Q4 政府の経済運営について感じていること(自由回答・記述式) 

【デフレ克服・景気対策】  デフレ克服、景気対策を求める声が圧倒的に多い結果となっており、「デフレ克服、景気対策を最優先に」「当分の間は景気に軸足を」「政策を小出しにし過ぎる」「追加の財政出動で需要喚起を」「健全財政至上主義が政策転換を妨げている」「資産デフレの解消を」「地方経済、中小企業の実態を認識していない」「一時的な株価上昇で今何をなすべきかおざなりになっている」などの厳しい意見が数多く寄せられている。

【構造改革】  小泉改革については、「方向性については評価」「必要性は理解」「財政再建に力を」「規制緩和に期待」「道路公団や郵政改革は進んでいる」との声が一部にあるものの、「スピードが遅い」「後手に回っている」「掛け声だけ」「机上の空論」「場当たり的」「中途半端」「丸投げ」「真のリーダーシップが見えてこない」など改革のスピード、実行力についての指摘が多くを占める結果となっている。

【中小企業政策】  「しわ寄せが中小企業にきている」「中小企業育成に不安」「弱者切捨ての政策に見える」「地方の中小企業へも規制緩和の効果が波及するような政策を」「産業の空洞化への歯止めを」「地方に目を向けた政策を」「小規模・中小企業に対する経済浮揚策が喫緊の課題」「中小企業に対する不良債権判断基準は厳しすぎる」「株価対策として実施された配当減税を中小企業にも適用を」「中小企業の疲弊がどれほどのものかわかっていないのではないか」など疲弊する地方経済、中小企業の実態を訴える声が寄せられている。

【その他】  衆議院の解散総選挙がこの秋にも行われる可能性があることに関連して、「解散している場合ではない」「国会議員の定数削減を」「政治家はもっと覚悟を持つべき」「政党会派にこだわらず真の国益重視を」「政治家、官僚の改革がまず第一」「透明性の高い政治を」「足の引っ張り合いにうんざり」「議会政治のありようには絶望」「経済政策面で政治空白がないように」などの意見が寄せられている。その他では、官僚・公務員の削減、給与カットやODAの見直し、特殊法人の整理など徹底した歳出カットと行財政改革を訴える声が多かった。

●Q5 睡眠時間など 

 多忙な毎日を過ごしている会頭の「睡眠」について聞いた。「就寝・起床時刻は規則的か」という設問では、「ほぼ規則的」「やや規則的」を合わせて9割を超えた。平均的な睡眠時間と理想の睡眠時間も7.2〜7.3時間でほぼ一致。健康に留意し、規則正しい生活を心掛けていることが伺われる。寝ているときの姿勢は、「仰向け」(60.2%)、「膝を少し曲げ横向き」(30.1%)の順で多い。米国の精神科医ダンケル博士の分類によると、仰向けは「王様型」で「個性が強くて自信家タイプ。開放的で精神的にも安定し、性格的な強さを持っている」と分析。地域のリーダー像として興味深い結果となった。

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