金融再生委員会が15行に対して、7兆4,500億円の資本注入を行う方針 を決めたのは、金融再生に向けて前進したものと認識している。
 これにより、大手行などの不良債権処理が概ね終了する目処が立ったが、同時 に、今後特に中小企業に対する貸し渋りの改善に直結することを強く期待する。  いずれにせよ、景気の足かせとなっていたものが除去されていき、今回の措置 を景気回復にはずみをつける契機としてほしい。ただ、これだけの資金を投入す る以上、受入れ各行は、その前提となる条件を早急に整えてもらいたい。
                                 


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