補正予算の成立を歓迎する。完全失業率が過去最悪を更新する中、失業者に対する安全網の整備や雇用創出、再就職支援のための措置を講じることは適切な対応といえる。また、中小企業に対する金融面でのセーフティーネットの充実が盛り込まれたことも評価したい。一日も早い執行を求めたい。
しかしながら、国債発行枠を遵守するのにこだわったことにより、景気浮揚策が講じられなかったのは残念である。日本経済は危険水域にある。デフレ・スパイラルから脱出するためにも、国債発行枠30兆円に囚われることなく、景気浮揚を図るための相当思い切った財政支出をためらうべきではない。景気が回復しなければ税収も落ち込み、経済再生のコストもかさみ、政府が推進しようとしている構造改革自体が危うくなることを銘記してもらいたい。このため、十分な景気浮揚効果があり、かつ構造改革の趣旨にも沿った分野への重点的な投資を、思い切って実行すべきである。
政府においては、直ちに来年度予算と連続性のある第2次補正予算の編成に向けて、具体的に着手することを強く求めたい。
以上
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