00.11.22 補正予算の成立について


   
   補正予算の成立を歓迎する。景気は回復基調を示しつつも、個人消費は伸び悩んでいるほか、特に地域経済や中小企業の足元の景況は依然として厳しいのが現実である。最近の株価の低迷も懸念材料である。このうえは、一刻も早く補正予算を実行に移し、景気の腰折れを招かないよう必要な措置を講じてもらいたい。とりわけIT革命への対応など中小企業支援施策の実行に万全を尽くしてほしい。
 また、来るべき新世紀の幕開けに向けて、来年度予算の編成や税制改正に加えて中央省庁再編など重要案件も山積しており、日本経済を自律的な安定軌道に乗せるためには、政治の停滞が許されないことはいうまでもない。今回の政局の混乱が尾を引くことのないよう、今一度国家・国益の視点から安定した政治運営に努めていただくことを強く望みたい。

以 上



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