トップページ > ニュースライン > 日商ニュース > 業況DI足踏み。先行き慎重な見方が強まる(LOBO調査12月結果)

日商ニュース

業況DI足踏み。先行き慎重な見方が強まる(LOBO調査12月結果)

日本商工会議所が28日に発表した12月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、12月の全産業合計の業況DIは、▲34.9(前月比+0.6ポイント)と、前月からほぼ横ばい。業況は、マイナス35前後で足踏み状態に陥っている。第三次補正予算の執行が遅れていることに加え、超円高の長期化が、輸出の減少や取引先の海外移転加速による受注の減少など、企業経営に悪影響を及ぼしている。
 先行きについては、先行き見通しDIが▲35.8(今月比▲0.9ポイント)と、来年も足踏み状態が続く見通し。超円高に伴う輸出の減少や取引先による生産・販売拠点の海外移転の加速を懸念する声が多いほか、第三次補正予算の本格化な執行が来春以降になる見通しであり、当面業況の改善が期待できないことから、先行きに対し慎重な見方が強まっている。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは▲24.8(前月比+3.5ポイント)と、マイナス幅は2カ月ぶりに縮小。産業別にみると、卸売業はマイナス幅が拡大したものの、建設業はほぼ横ばい、他の3業種は縮小した。特に、小売業は、気温の低下に伴い、冬物商品の売上が持ち直していることから、マイナス幅が大幅に縮小。
 採算面では、全産業合計の採算DIは▲31.4(前月比+0.1ポイント)と、前月からほぼ横ばいで推移。産業別にみると、建設業、小売業はマイナス幅が拡大したものの、サービス業はほぼ横ばい、他の2業種は縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲21.3となり、前月からほぼ横ばいで推移。産業別にみると、製造業、卸売業はマイナス幅が縮小したものの、他の3業種は拡大した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲23.3と、マイナス幅は3カ月連続で縮小。原材料価格の上昇は総じて一段落しつつあるが、多くの品目で依然高止まりしている。産業別にみると、建設業、製造業はほぼ横ばいだったものの、他の3業種はマイナス幅が縮小した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは▲3.8となり、前月からほぼ横ばいで推移。産業別にみると、小売業は、2008年9月以来のDI値プラスとなったが、回答の内訳をみると前年比で「不変」との回答が主で、人手不足感が強まっている訳ではないことに留意が必要。一方、製造業、サービス業はほぼ横ばい、他の2業種はマイナス幅が拡大した。特に、建設業は、復旧工事の受注が一段落しつつあることから、過剰感が強まっている。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照