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業況DIは、依然厳しい水準も、先行きには期待感が広がる(LOBO調査6月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した6月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、6月の全産業合計の業況DIは、▲51.4(前月比+3.0ポイント)と、2カ月連続でマイナス幅が縮小した。しかし、回復の勢いは弱く、マイナス40前後で低迷していた震災前の水準にも及んでおらず、依然厳しい状況が続いている。
 先行きについては、先行き見通しDIが▲38.4(今月比+13.0ポイント)と、大幅に改善する見通し。部材の調達難解消に伴う生産の本格回復や、節電関連商品の売上増加が見込まれている。しかし、電力の供給不足による生産・営業活動への影響や消費低迷の長期化への不安の声も多い。また、サプライチェーンの寸断を機に、親企業による生産拠点の海外移転が加速しており、産業空洞化に伴う地域経済への影響が懸念される。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは▲45.8(前月比+1.4ポイント)となり、マイナス幅は2カ月連続で縮小。産業別にみると、建設業はマイナス幅が大幅に拡大、小売業、サービス業はほぼ横ばいとなった。一方、製造業は大幅に改善、卸売業もマイナス幅が縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは▲46.1(前月比+2.2ポイント)となり、マイナス幅は2カ月連続で縮小。産業別にみると、建設業、サービス業はほぼ横ばいとなったものの、他の3業種はマイナス幅が縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲31.2となり、前月からほぼ横ばいで推移。産業別にみると、建設業はマイナス幅が大幅に拡大、サービス業はほぼ横ばい、他の3業種は縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲34.4となり、マイナス幅は縮小した。産業別にみると、製造業、卸売業はマイナス幅が拡大、サービス業はほぼ横ばいとなった。一方、建設業は大幅に改善、小売業もマイナス幅が縮小した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは▲11.4となり、前月からほぼ横ばいで推移。産業別にみると、建設業では復旧工事に伴う人手不足感が強まっている。また、サービス業も過剰感が弱まったものの、製造業はほぼ横ばい、卸売業、小売業は過剰感が強まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。