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業況DIはわずかに改善も、先行きへの警戒感が強まる(LOBO調査8月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した8月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは▲37.7(前月比+2.0ポイント)と、マイナス幅が2カ月連続で縮小した。業況は、持ち直しの動きがみられるが、主要因は猛暑特需によるものであり、これを除くとほぼ横ばい。6月以降、改善の勢いが鈍化している。景気回復の自律性は依然として乏しく、競争激化に伴う低価格での受注や、消費者の低価格志向を意識した値下げ競争により、収益確保は難しい状況が続いている。
 先行きについては、▲37.2(前月比▲2.5ポイント)と、8カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。公共工事の減少、低価格での受注競争の激化、経済対策(エコカー補助金)の期限切れによる自動車販売の落ち込みの見通しに加え、製造業を中心に、急激な円高の悪影響を懸念する声が多く出ており、先行きへの警戒感が強まっている。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲30.2(前月比+3.7ポイント)と、8カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、製造業と卸売業はマイナス幅が拡大したものの、他の3業種はマイナス幅が縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲34.8(前月比+1.0ポイント)と、8カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、建設業、卸売業はマイナス幅が拡大したものの、他の3業種は縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲23.2となり、マイナス幅は8カ月連続で縮小した。産業別にみても、小売業はマイナス幅が拡大したものの、他の4業種は縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲19.1と、前月からほぼ横ばいで推移した。産業別にみると、製造業、サービス業はマイナス幅が縮小、他の3業種はほぼ横ばいで推移した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲10.1となり、マイナス幅は2カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、製造業、小売業はほぼ横ばいとなったものの、他の3業種は過剰感が弱まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。