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日商ニュース

業況DIは改善の勢いに陰り(LOBO調査7月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した7月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは▲39.7(前月比+0.8ポイント)と、前月(▲40.5)からほぼ横ばいで推移した。業況は、持ち直しの動きが続いているものの、改善の勢いに陰りが出ている。景気回復の自律性は依然乏しく、競争激化に伴う低価格での受注や、消費者の低価格志向を意識した値下げ競争により、収益確保は難しい状況が続いている。このため、夏季賞与の支給状況をみると、前年比で増額した企業は5%にも満たなかった。
 先行きについては、▲34.7(前月比+0.6ポイント)と、7カ月連続でマイナス幅が縮小した。業種によっては、盛夏による業況の持ち直しを期待する声があるものの、製造業はマイナス幅が拡大しており、改善の勢いが弱まっている。一部原材料価格の上昇・高止まりや公共工事の減少、円高の影響に加え、これまで個人消費を下支えしていた経済対策(エコカー補助金)の期限切れを懸念する声が出ており、先行きへの不透明感が強まっている。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲33.9(前月比+0.2ポイント)と、7カ月連続でマイナス幅が縮小したものの、縮小ペースは鈍化した。産業別にみると、製造業とサービス業はマイナス幅が縮小し、特に、製造業は2007年5月以来、3年2カ月ぶりにDIがマイナス一桁台を記録した。一方、卸売業はほぼ横ばい、他の2業種はマイナス幅が拡大した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲24.6となり、マイナス幅は7カ月連続で縮小した。産業別にみても、建設業とサービス業はほぼ横ばいとなったものの、他の3業種はマイナス幅が縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲19.7と、2カ月ぶりに上昇感が強まった。産業別にみても、建設業はマイナス幅が縮小、製造業はほぼ横ばいだったものの、他の3業種は拡大した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲11.5と、前月と比べ、ほぼ横ばいとなった。産業別にみると、建設業は過剰感が強まったものの、製造業は弱まり、2008年9月以来、1年10カ月ぶりにDIがマイナス一桁台を記録した。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。