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業況DIは改善の勢いに一服感(LOBO調査6月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した6月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは▲40.5(前月比▲0.8ポイント)と、前月(▲39.7)からほぼ横ばいで推移した。業況は、持ち直しの動きが続いているものの、先月まで続いていた改善の勢いに一服感が出ている。景気回復の自律性はまだ乏しく、競争激化による低価格での受注確保や、消費者の低価格志向を意識した値下げ競争により、収益確保は難しい状況が続いている。各地からは、「中小企業は、まだ大企業ほど景気回復の実感はない」との声が寄せられている。
 先行きについては、▲35.3(前月比+1.2ポイント)と、6カ月連続でマイナス幅が縮小した。前月と比べ、製造業とサービス業はほぼ横ばいとなったものの、他の3業種はマイナス幅が縮小した。受注や来客数の増加など、好転の兆しが見えることから、先行きに期待する声が多い。しかし、依然として一部原材料価格の上昇・高止まりや公共工事の減少、宮崎県における口蹄疫の影響が今後の懸念材料となっており、先行き見通しには慎重な声が根強い。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲34.1(前月比+2.3ポイント)と、6カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみても、サービス業はマイナス幅が拡大したものの、他の4業種は縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲37.4(前月比+1.4ポイント)と、6カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、建設業と製造業はほぼ横ばい、小売業はマイナス幅が縮小したものの、その他の2業種は拡大した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲26.4となり、マイナス幅は6カ月連続で縮小した。産業別にみても、サービス業はマイナス幅が拡大したものの、建設業と製造業はほぼ横ばい、他の2業種は縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲18.3と、5カ月ぶりに上昇感が弱まった。産業別にみても、建設業はマイナス幅が拡大したものの、製造業はほぼ横ばい、他の3業種は縮小した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲11.2と、6カ月連続で過剰感が弱まった。産業別にみると、建設業、卸売業、サービス業は過剰感が強まったものの、その他の2業種は弱まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。