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業況DIのマイナス幅は5カ月連続で縮小(LOBO調査5月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した5月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DIは▲39.7(前月比+6.0ポイント)と、マイナス幅が5カ月連続で縮小した。DIがマイナス30台を記録したのは2007年11月以来、2年6カ月ぶり。比較対象となる昨年5月の業況DIが▲65.7と、極めて低い水準であったという要因はあるものの、製造業を中心に、着実に持ち直しの動きが続いている。しかし、景気回復の自律性はまだ乏しく、競争激化による低価格受注や、消費者の低価格志向を意識した値下げ競争により、採算面では厳しい状況が続いている。各地からは、「景気回復はまだ実感できない」との声が寄せられている。
 先行きについては、▲36.5(前月比+2.6ポイント)と、5カ月連続でマイナス幅が縮小した。全ての業種で、受注・売上に回復の兆しが徐々に出ており、先行きに期待する声も出ている。しかし、一部原材料価格の上昇や公共工事の減少に加え、急激な円高、宮崎県における口蹄疫の影響拡大が今後の懸念材料となっており、先行き見通しには慎重な声が根強い。
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲36.4(前月比+4.7ポイント)と、5カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみても、全ての業種でマイナス幅が縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲38.8(前月比+3.8ポイント)と、5カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、卸売業はほぼ横ばいとなったものの、その他の4業種でマイナス幅が縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲27.1となり、マイナス幅は5カ月連続で縮小した。産業別にみても、全ての業種でマイナス幅が縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲20.9と、4カ月連続で上昇感が強まった。鉄鋼など原材料価格の上昇や高止まりが影響し、前月同様、高水準で推移した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲12.4と、5カ月連続で過剰感が弱まった。産業別にみると、小売業でほぼ横ばい、その他の4業種は過剰感が弱まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。