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業況DIのマイナス幅は4カ月連続で縮小(LOBO調査4月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した4月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、 ▲45.7(前月比+3.6ポイント)と、4カ月連続でマイナス幅が縮小した。比較対象となる昨年4月の業況DIが▲70.4と、極めて低い水準であったという要因はあるものの、製造業を中心に、着実に持ち直しの動きが続いている。しかし、大幅な需要不足によるデフレなどの影響により、水準は依然厳しい状況が続いている。各地からは、「消費の低迷に加えて、天候不順により厳しい状況が続いている」との声が寄せられている。
 先行きについては、▲39.1(前月比+3.4ポイント)と、4カ月連続でマイナス幅が縮小した。建設業では、公共工事の増加が見込めず、厳しい状況が続く見通しだが、その他の業種では、売上・受注が回復傾向にあり、先行きに期待する声が寄せられている。しかし、原材料価格の上昇が今後の懸念材料になっており、先行き見通しには慎重な声が依然として根強い。 
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲41.1となり、前月から+4.1ポイントと、4カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、業況が悪化した建設業を除く4業種でマイナス幅が縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲42.6となり、前月から+4.3ポイントと、4カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、建設業を除く4業種でマイナス幅が縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲31.1となり、マイナス幅は4カ月連続で縮小した。産業別にみると、卸売業はほぼ横ばいだったものの、他の4業種はマイナス幅が縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲19.4と大幅に悪化、3カ月連続で上昇感が強まった。原油・原材料価格の上昇や、天候不順に伴う農作物価格の高騰が大きく影響した。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲14.1とほぼ横ばい。産業別にみると、売上が回復傾向にある卸売業、サービス業で過剰感が弱まった。一方、業況の悪化した建設業では過剰感が強まり、賃金・賞与の引下げを行ったとの声が寄せられた。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。