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業況DIのマイナス幅は3カ月連続で縮小、大幅縮小は2カ月連続(LOBO調査3月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した3月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、 ▲49.3となり、前月に比べると+6.9ポイントと、3カ月連続でマイナス幅が縮小した。前月比+5ポイント以上の大幅なマイナス幅縮小は2カ月連続となった。比較対象となる昨年3月の業況DIが▲72.8と、極めて低い水準であったという要因はあるものの、製造業を中心に、着実に持ち直しの動きが続いているとみられる。しかし、大幅な需要不足によるデフレの深刻化などの影響により、水準は依然厳しい状況が続いている。各地からは、「地方に波及するまでには時間がかかる」との声が寄せられている。
 先行きについては、▲42.5(前月比+4.6ポイント)と、3カ月連続でマイナス幅が縮小した。新興国向け輸出の増加等の影響により製造業を中心に業況感の持ち直しが続くとみられる。建設業を中心に住宅版エコポイント制度への期待感も出ている。ただ、大手自動車メーカーのリコール問題やデフレによる販売価格の低下、雇用・所得不安に伴う個人消費・住宅建設の減退、公共工事量の減少、燃料価格の上昇懸念などから、先行き見通しには慎重な声が依然として根強い。 
 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲45.2となり、前月に比べると+6.4ポイントと、3カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、すべての業種でマイナス幅が縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲46.9となり、前月に比べると+4.6ポイントと、3カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別にみると、建設業、製造業、卸売業、小売業の4業種でマイナス幅が縮小した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲32.6となりマイナス幅は3カ月連続で縮小した。産業別にみると、製造業、卸売業、小売業、サービス業の4業種でマイナス幅が縮小した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは、▲6.8となり、2カ月連続で上昇感が強まった。大幅な需要不足により、食材等が下落している一方で、原油価格等が上昇したためとみられる。産業別にみると、卸売業、小売業では下落基調が続いているものの下落幅が縮小、製造業、サービス業では上昇感が強まっている。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲14.2と、過剰感は弱まった。産業別にみると、製造業、卸売業、小売業の3業種で過剰感が弱まった。
 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。