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業況DIは、3カ月振りにマイナス幅拡大(LOBO調査12月結果)

 日本商工会議所は28日に発表した12月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、▲63.8と、前月に比べ▲3.8ポイントと、3カ月振りにマイナス幅が拡大した。業況は、雇用環境が最も厳しかった2009年7月(▲63.6)、前の景気後退局面の最悪月(2002年2月・▲63.1)と同水準の極めて厳しい状況となってきた。産業別にみると、DI値のマイナス幅は、製造業、卸売業でほぼ横ばいで推移、建設業、小売業、サービス業の3業種で拡大した。

 先行きについては、▲56.8(前月比▲5.9ポイント)と、4カ月連続でマイナス幅が拡大した。先行きの悪化はすべての業種に及んだ。デフレによる販売価格の低下、雇用・所得不安に伴う個人消費・住宅建設の減退、公共工事の減少懸念、円高の影響などから、先行きへの不安感は広がっている。「売上回復が期待できず、廃業する企業が多くなっている」との報告も増えており、12月8日に発表された緊急経済対策の早期執行を求める声が強い。2010年の業況見通しについては、「低水準の横ばい状態」という声が過半数を占めた。「二番底を懸念」するという声も4割にのぼり、「持ち直す」との声はわずかだった。

 項目別にみると、売上面では、全産業合計の売上DIは、▲61.2となり、前月に比べると▲1.4ポイントと、マイナス幅が拡大した。産業別にみると、建設業、製造業でほぼ横ばいで推移、卸売業、小売業、サービス業の3業種でマイナス幅が拡大した。 

 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲59.0となり、前月に比べると▲1.7ポイントと、マイナス幅が拡大した。産業別にみると、製造業、小売業でほぼ横ばいで推移、建設業、卸売業、サービス業の3業種でマイナス幅が拡大した。

 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲41.8となり、マイナス幅は拡大した。産業別にみると、小売業でほぼ横ばいで推移、建設業、製造業、サービス業の3業種でマイナス幅が拡大した。

 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲2.3となり、上昇感は弱まっている。大幅な需要不足により、鋼材や食材等が下落している。産業別にみると、卸売業、小売業で下落感が出てきているほか、建設業、サービス業で上昇感が弱まっている。製造業では上昇感が強まっているが、化学製品等の値上げが影響しているとみられる。

 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、、▲21.2とマイナス幅が拡大し調査開始以来の最悪値▲21.9(2009年4月)に再び迫ってきた。産業別にみると、サービス業がほぼ横ばいで推移、他の4業種で過剰感が強まった。特に、卸売業では東北、中国、四国、九州を中心にマイナス幅が拡大した。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。