トップページ > ニュースライン > 日商ニュース > 業況DIは、マイナス幅が5カ月連続で縮小 (LOBO調査7月結果)

日商ニュース

業況DIは、マイナス幅が5カ月連続で縮小 (LOBO調査7月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した7月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、 ▲63.6となり、前月に比べ+0.6ポイントと、5カ月連続でマイナス幅が縮小した。ただ、マイナス幅の縮小ペースは一層鈍化している。業況は一旦底を打ったとみられるが、水準は依然として厳しく、楽観を許さない状況となっている。
 産業別にみると、DI値のマイナス幅は、建設業、製造業で縮小し、他の3業種で拡大した。
 景気に関する声、当面する問題としては、各地からは、公共工事については、国(地方局)や地方自治体により進捗程度が異なり、下請けの多い中小・零細企業への波及が十分に進んでいないとの声、採算を度外視したかのような低価格受注や販売単価の低下を訴える声、ボーナス減少、在庫品一掃大売り出しの不振等個人消費の減退について訴える声が多く寄せられた。一方、公共工事の前倒しや、環境対応車、エコポイント制度など中小企業への今後の波及効果を期待する声がある一方で、景気を押し上げるには力不足との声もあった。雇用情勢の悪化や設備投資の減退など需要の低迷等により、景気の底割れや長期停滞を懸念する声が依然として強い。
 売上面では、全産業合計の売上DIは、▲61.6となり、前月に比べると+0.4ポイントと、4カ月連続でマイナス幅が縮小した。ただ、マイナス幅の縮小ペースは一層鈍化し、水準も依然として厳しい。産業別にみると、DI値のマイナス幅は小売業、サービス業を除く、他の3業種で縮小した。
 採算面では、全産業合計の採算DIは、▲60.8となり、引き続き低水準に止まっている。産業別にみると、DI値のマイナス幅は、卸売業が横ばいで推移、小売業、サービス業で拡大した。
 資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは、▲44.7となりマイナス幅が拡大した。産業別にみると、建設業、製造業を除く、他の3業種でマイナス幅が拡大した。
 仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲9.5となり、引き続き上昇感は弱まっている。産業別にみると、小売を除く、すべての業種で上昇感が弱まっている。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、▲21.1となり過剰感は強まった。産業別にみると、すべての業種で過剰感が強まった。
 向こう3カ月(8月~10月)の先行き見通しについては、全産業合計の業況DI(今月比ベース)が▲48.4と、昨年同時期の先行き見通し(▲58.4)に比べて10ポイント、マイナス幅が縮小している。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。