トップページ > ニュースライン > 日商ニュース > 業況DIは、最悪値を2カ月連続で更新(LOBO調査1月結果)

日商ニュース

業況DIは、最悪値を2カ月連続で更新(LOBO調査1月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した1月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲70.2)よりマイナス幅が1.1ポイント拡大して▲71.3となり、89年4月の調査開始後の最悪値を記録した。
 産業別の業況DIは、建設、製造でほぼ横ばいとなったものの、他の3業種では拡大した。中でも、卸売、サービスは調査開始後の最悪値、小売は98年1月以来の水準。
 景気に関する声、当面する問題としては、原油や一部原材料価格の下落により、採算の改善を期待といった声があるものの、受注の大幅な減少や売上の低迷により、収益面では厳しい状況。また、米国金融危機の影響による先行きへの不安や、金融機関の貸出姿勢の厳格化などを訴える声も非常に多い。このため、雇用面では過剰感が前月から強まっており、今後は倒産・廃業の増加を懸念する声が各業種から寄せられている。
 全産業合計の売上DIは、マイナス幅が4.3ポイント拡大して▲64.7となり、10カ月連続で悪化、調査開始後の最悪値を記録した。産業別にみても、DI値のマイナス幅はすべての業種で拡大した。中でもサービスは、調査開始後の最悪値を記録。
 全産業合計の採算DIは、マイナス幅が0.7ポイント拡大して▲65.1となり、10カ月連続で悪化、調査開始後の最悪値を記録した。産業別にみると、DI値のマイナス幅は製造でほぼ横ばいだったものの、他の4業種では拡大した。中でもサービスは、調査開始後の最悪値を記録。
 全産業合計の資金繰りDIは調査開始後の最悪値を記録した先月からほぼ横ばい。産業別にみると、DI値のマイナス幅は建設で縮小したものの、サービスで横ばい、他の3業種で拡大した。中でも、製造、卸売、小売、サービスは、調査開始後の最悪値を記録。
 全産業合計の仕入単価DIは▲31.1となり、上昇感が5カ月連続で弱まった。産業別にみても、すべての業種で上昇感が弱まっている。
 全産業合計の従業員DIは過剰感が2カ月連続で強まり、▲18.1となった(02年3月以来の水準)。産業別にみても、DI値は小売で過剰感が弱まり、サービスでほぼ横ばいだったものの、他の3業種で強まった。中でも建設は、調査開始後の最悪値を記録。
 向こう3カ月(09年2月~4月)の先行き見通しについては、全産業合計の業況DI(今月比ベース)が▲68.6と、昨年同時期の先行き見通し(▲44.3)に比べて24ポイント以上悪化している。産業別にみても、すべての業種で昨年同時期の先行き見通しに対し、16ポイント以上マイナス幅が拡大している。

 本調査結果の詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照.